銀行員の給料やボーナス事情、平均年収ランキングについて

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銀行員になったものの、最初の数年はなかなか給与が上がらず、ヤキモキした経験がある方もいらっしゃることでしょう。

また、一般職の女性は、一向に変わらない給与に、将来不安を感じたことがある方も多いのではないでしょうか?

同僚や先輩方と給料の話はしにくいので、他の銀行員の給与明細がどうなっているのか?気になりますよね。

そこで、銀行員の給料事情をこっそりご紹介させていただきます。

銀行員の給料を内緒で大公開

筆者の場合(約5年間勤務・一般職)

  • 基本給:約15万円
  • 総支給(手取り):約20万円
  • 賞与(年2回支給・手取り):一回当たり約35万円
  • 年収:約300万円

メガバンクの一般職として入行しましたが、約5年間勤めて退職するまで、正直なところ、ほとんど毎月の手取り額は変わりませんでした。

3年目に、ただの担当者から昇格して、「主任」という肩書きがついた時に、基本給に数千円が上乗せされたくらいです。

私の場合、幸運なことに、ボーナスは毎年上がっていきましたが、成績によっては前回よりもボーナスが下がってしまう人も珍しくありませんでした。

⇒銀行(メガバンク)の離職率は高い。その実態と原因

ボーナス支給額を決定する3つの評価

銀行のボーナスの支給額は、大きく分けて3つの評価によって決まっています。

  1. 一番大きな割合を占めているのが「個人としての成績で50%」
  2. 30%は自身が属している「支店の事務課としての成績」
  3. 残りの20%が「支店で営業を担当している課の成績」です。

いくら自分個人としての成績が良くても、事務課としての成績や、営業をしている課の成績が良くないと、ボーナスは伸びない仕組みになっているのです。

また、一般職でも7~10年目くらいになると、管理者になる為の試験を受けられるようになり、その試験に合格すると、「管理主任」という肩書きが与えられ、100万円程、年収が上がりますが、管理主任になると全国転勤の可能性も出てくるので、簡単に管理主任になるという決断が出来ないのが現場で働く行員の本音です。

担当者クラスの場合(約6年間勤務・総合職)

  • 総支給(手取り):約40万円~
  • 賞与(年2回支給・手取り):一回当たり約70万円~
  • 年収:約620万円~

一般職に比べると、ノルマの達成具合や評価によって、個人差も大きいのが総合職の給与の特徴ですが、世間一般からすると、高水準であることは間違いありません。

勤続9年目くらいになると、課長代理に昇格する人も出始めるようになり、課長代理になると給与水準も更に上がります。

ただ、昇格のタイミングは1年に1度なので、1回のチャンスを逃すと、次の昇格のチャンスは1年後となり、給与もそのままとなってしまいます。

⇒銀行員に与えられるノルマを詳しく解説

課長クラスの場合

  • 総支給(手取り):約60万円~
  • 賞与(年2回支給・手取り):一回当たり約100万円~
  • 年収:約920万円~

課長クラスになると、給料やボーナスが一気に上がると言われています。

最近では、やる気のある若手行員をどんどん課長に昇格させ、管理者を育てていこうという傾向にありますので、行内公募制度も充実しています。

そして、実際に行内公募制度を利用して、30代前半の年齢の行員が課長になるケースも増えてきています。

課長クラスになると、成績やボーナスによっては年収1000万円を越える人も出てきます。

支店長クラスの場合

  • 総支給(手取り):約100万円~
  • 賞与(年2回支給・手取り):一回当たり約400万円~
  • 年収:約2000万円~

支店長クラスになると、年収も2000万円を越え、社用で外出する際は、運転手つきの車で移動するようになります。

ただ、給料は格段に上がる一方で、接待や休日出勤も更に増え、年末などの繁忙期には、自宅で夕飯を食べられる日がほぼなくなるのを覚悟しておかなければなりません。

⇒辞めたいのに辞められない銀行員の深層心理

パート・派遣社員の場合

  • パートの場合:時給900円~
  • 派遣社員の場合:時給1400円~

銀行のグループ会社に採用されるパート社員と、全く別の派遣会社から派遣されてくる派遣社員とでは、給与水準が大きく異なります。

仕事内容や勤務の時間帯は、そこまで大きな違いがないにも関わらず、派遣社員の方が時給が高くなっているのが現実です。

派遣さんは基本的に時給を聞かれても言わないように口止めされていますが、何かのはずみで口を滑らせると、時給格差に対し、パート社員からは不公平だとの声も上がってくるのが現状です。

⇒おすすめの派遣会社をチェックする

銀行別平均年収ランキング【最新】

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順位前年順位銀行平均年収前年度
1位1位三井住友銀行830万円879万円
2位2位東京スター銀行821万円821万円
3位3位スルガ銀行798万円793万円
4位4位三菱東京UFJ銀行787万円791万円
5位5位新生銀行782万円770万円
6位6位あおぞら銀行777万円768万円
7位7位静岡銀行766万円766万円
8位8位横浜銀行761万円757万円
9位10位みずほ銀行757万円738万円
10位14位阿波銀行745万円722万円
10位13位七十七銀行745万円724万円
12位9位千葉銀行736万円742万円
13位11位常陽銀行720万円726万円
14位12位群馬銀行716万円725万円
15位15位滋賀銀行701万円711万円
16位16位百五銀行697万円701万円
17位20位第四銀行692万円686万円
17位21位ふくおかフィナンシャルグループ692万円679万円
19位17位広島銀行688万円692万円
20位19位伊予銀行686万円686万円

銀行員は果たして高給取りなのか!?

銀行員という職業は、年次が上がるまで給料が上がらないことで有名ですが、若手の銀行員は自分の生活費などの資金繰りにとても苦労しています。

一般職の女性であれば、大きな昇格のタイミングがあるのが入社して10年目くらいですから、それまでは1年目の時の給与と大して変わらないのが現実なのです。

⇒銀行のエリート部署や出世コースとは?

総合職に関しては、2、3年目までは給与水準はもちろんそこまで高給与ではありませんし、頻繁にある研修の宿泊費や通信教育費、様々な資格の受験料などの費用が差引かれてから、給与が振り込まれるので、手取りに換算すると13万円くらいしか給与が振り込まれない月があったという話も耳にします。

銀行員は高給取りというのが世間一般のイメージですが、それは正しくもあり、間違いでもあります。

入行10年未満の20代、30代前半の銀行員ではそれほど高い給与を貰っている人間はいません。

女性行員に限定すると年収400万-500万以上取っている方は非常に少ないのが現実です。

確かに他の職業と比べれば平均年収は高いので、良いように思われがちですが、50歳までに管理職につけなかった人は出向を命じられるなど、年収を大幅に落としてしまう可能性も高いのです。

30代から年収は上昇傾向にあり、40代でピークを迎える。これが銀行員の実態なのです。

⇒銀行からの転職は何歳までにするべき?20代?35歳?40歳?

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