きついノルマや、上司からのプレッシャーを感じて、銀行員を辞めたいと思っている銀行員はたくさんいますが、中には辞めたくても辞められず、ダラダラと銀行員を続けている人も少なくありません。
一度、銀行員という肩書きを手にしてしまったが故に、辞めたくても辞められなくなってしまう銀行員の本音を暴露します。
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辞めたいのに辞められない銀行員の深層心理とは?
銀行員という職業には、国家公務員や医者と同じような”職業ステータス”があります。
銀行員だと名乗るだけで、良い家庭で育ち、良い大学を卒業したことが証明されますし、平均以上の給与を貰い、恵まれた生活をしていることが伝わります。
若い頃は「銀行に勤めている」と言うだけで、異性からちやほやされた経験がある人も多いはずです。
一度、銀行員というステータスを手に入れてしまうと、それを失うのが惜しくなってしまうというのが正直なところです。
また、家族がいる行員は特に、辞めたくても辞められない事態に陥っているケースが非常に多い傾向にあります。
給与や賞与はもちろん、家賃補助などの福利厚生も充実している為、奥さんからの「え、何で辞めるの?」「辞めない方が良いんじゃないの?」という一言を恐怖に感じている人も多いのです。
あなたが銀行にお勤めではなく、今の職場が劣悪な労働環境で給料も安いのであれば、より良い職場を求めて転職活動に踏み切ることも決して難しくはありませんが、銀行員の場合は仕事はハードですが、ある程度の生活は保証されています。
「現状以上」を求めて銀行員を辞めても、「現状以下」の生活になってしまう可能性もゼロではないので、それであればこの現状で我慢しよう。。と銀行員を続けている人も多いのです。
周囲からの視線が気になるのも事実
銀行員を辞めたくても辞められない人の中には、退職希望を上司に中々伝えられない人もいます。
上司が厳しければ厳しいほど、銀行員を辞めたいと思う人は多く、このような環境下で働いている人は「辞めます」と言いにくくもなっているのです。
ただ、メガバンクなどに勤める銀行員は、平均3年程で異動があるので、数年我慢すれば自分か上司のどちらかが転勤になります。
このように「上司さえ変われば大丈夫」と、数年の我慢を繰り返しているうちに月日が経ち、ダラダラと銀行員を続けることになってしまう人も少なくないのです。
銀行員を退職するとなると、周りの人からも「どうして?」「勿体ないんじゃないの!?」と質問攻めになるのは目に見えていますし、女性でさえ産休育休を取って復帰する人が多くなったこの時代においては、同僚からも奇妙な目で見られることは間違いありません。
銀行員はみんな、辛いと思いないながらも、日々頑張っているので、銀行員という安定した職を捨ててまで、追いかけたい!叶えたい!夢がないと、辞めてはいけないような雰囲気があるのも事実です。
銀行員であることが本当に幸せなのか?
ステータスのある銀行員の仕事を辞めるのは確かに勇気が必要です。
今の地位や銀行勤めというステータスも失うことになりますし「どうして銀行員を辞めたのだろう」と、周りからの視線が気になるようになる可能性もあります。
また、上司に退職を告げるにはそれなりの覚悟がいりますが、あまりに理不尽なノルマや、上司からのプレッシャーのせいで、精神的に参ってしまう銀行員も多いので、自分の気持ちに嘘をついたり、無理してまで働くことが絶対に正しいとも限らないのです。
うつ病で銀行を休職・退職する人も少なくありませんし「精神的に追い詰められてしまってからでは遅い」という事を忘れてはいけません。
また「家族がいるから銀行で働き続けるのは仕方ない・・」と言い聞かせているあなた。
それは本当に家族の為なのでしょうか?
どんなに給料が良くても、朝早くから夜遅くまで働き、毎日のように飲み会があって、週末も休日出勤が当たり前の生活が、家族にとってプラスなのでしょうか?
ほんの一瞬しかない子どもの成長過程を見逃してまで、お金が必要だとは思えません。
あなたにとって本当に大切なものって何ですか?
人生を振り返った時に「あの時もっとこうしておけば良かった」と後悔しない為にも、今の生活が自分の心に反している状態だと感じているなら、少し立ち止まって仕事、家族、人生について今一度考えてみるべきです。
銀行員としてこれまで頑張ってきた経験と元銀行員という肩書きは、転職する時に必ずあなたの力になります。
大切なものを失ってしまう前に、一度立ち止まって、これからの働き方について考えてみてはいかがでしょうか?
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