銀行からの転職は何歳までにするべき?20代?35歳?40歳?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
このサイトは記事内に広告を含む場合があります。

女性に人気の転職エージェント♪

厳しいルールやノルマに直面する度に「もっと良い仕事があるのでは!?」「今よりもっと楽な仕事があるんじゃないか!?」と、銀行員からの転職について考える人は沢山いらっしゃいますが、転職を考える上で重要になってくるのが、ご自身の年齢です。

世の中一般的に、年齢が高くなればなるほど求人数は減少しますが、いざ本気で転職を考えた時に、手遅れにならないのは果たして何歳までなのでしょうか?

銀行員からの転職と年齢の関係についてお話します。

銀行からの転職って何歳までにするべき?

「20代の内に早めに転職した方が良い」
「40歳までは求人も多いから問題ない」

色々な意見があるかと思いますが、銀行からの転職を考えている人は「35歳までに」決断することをおすすめします。

基本的に転職自体に年齢制限はないのですが、私が35歳という年齢までに転職に踏み切った方が良いと考えるのには、それなりに理由があります。

 

1つ目の理由は、「年齢が上がって任される仕事が多くなればなるほど、銀行を退職しようとした時に、引き止められる度合いが大きくなる」ことです。

もちろん、親身になって心配をしてくれ、引き止めてくれる上司もいますが、上司にとっては、自分の部下の行員が何らかの理由で退職をするということは、人事的にプラスの評価にはなりません。

更に、退職によって支店の欠員が一人でも出ると、その後任者を決めたり、支店の体制を考え直さなくてはならないので、それを嫌がる上司もいます。

実際に、「もう一度考えてみてくれ。。辞めるのではなくて、担当する係を変えるという対応ではダメなのか?」と言われ続けて、一年以上、退職時期を引き伸ばされたという例もあります。

 

2つ目の理由は「年齢制限に引っかかり、求人数が35歳を超えると大幅に減少する」からです。

高齢で退職しても、その後の仕事が見つからなかったり、結果的に悪条件で働くことになってしまっては、銀行を辞めるメリットが全くありません。

また、35歳を超えると、10年以上銀行で仕事をしたことになるので、新しい環境で仕事をすることへの、順応も難しくなってきます。

一般企業と比較すると銀行という職場はかなり特殊ですが、長くいると銀行業務が考えの主軸になってしまうなど、感覚が麻痺してしまいます。

このような観点からも、転職をするなら環境の変化にも対応できる年齢であることがポイントになるのです。

 

3つ目の理由は、転職をする時に「銀行を退職した理由を勘繰られる」ようになってしまうからです。

例えば、年齢の若い人であれば、「自分の能力を活かすために、新しい仕事に挑戦したい」と、転職理由も熱意として、ポジティブに捉えてもらえますが、35歳を超えた銀行員の転職はそうはいきません。

面接官の立場からすれば、「長年勤めた、銀行という職場を捨ててまで転職に踏み切った、本当の理由は何なのだろう」と、勘繰ってしまうのが当然で、転職活動がスムーズには進まないことは明らかです。

 

転職に踏み切るのは、早ければ早いほど良いのか?

銀行員から転職するのであれば、35歳までにすることをおすすめしますが、もちろん早ければ良いというものでもありません。

世間一般では「新入社員は、とりあえず3年は頑張ろう」とも言われていますが、これは適当な数字を言われているようで、意外に的を射た期間なのです。

銀行員として仕事をしていても、一通りの仕事を覚えるのは3年経った頃ですし、3年目の終わりに、ただの「担当者」から「主任」などといった肩書きがつく人も出てきます。

そして、ようやく銀行業務も一通り理解できるようになってくると、「辛い」「転職したい」と思っていた頃とは少し心境の変化が表れ、後輩が入ってくることで「もう少し頑張ろう」と思えるように気持ちも変化してくるのが丁度3年くらいなのです。

また、「転職したい」「銀行を辞めたい」と思う理由が、理不尽な上司の存在によるものであれば、3年という期間がそれを解決してくれます。

これは、ほとんどの銀行員は、平均すると3年で次の支店や部署に異動になるからです。

また、銀行員として仕事をこなしていれば、社会人としての最低限のマナーや電話応対、言葉遣いなどは自然に身につきます。

銀行という場所で、そういった社会人としての基礎知識を身につけられることは、転職をする時も必ず強みになるのです。

まず3年頑張って、その後は早めの決断を!

銀行からの転職を考えるのであれば、転職後のことを考えても、まずは3年働くことをおすすめします。

どんなに辛くても、それに耐えて、銀行で働いていたという経歴は、転職をする時にも高評価に繋がります。

ですが、ある程度の期間働いても考えが変わらないのであれば、あまり年次が上がり過ぎないうちに他の業種への転職に踏み切るべきです。

特に銀行員には異動や転勤は付き物ですから、タイミングによっては地方の支店勤務になってしまい、面接に行けないなど、思うような転職活動が出来なくなってしまう可能性もあるからです。

⇒銀行から転職したい女性の転職サイト選び

こういった理由から考えても、まずは3年頑張ってみて、最長でも銀行員の転職は35歳までにするのが最適なんじゃないでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る