銀行の厳しい上下関係とイジメの話

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どこの社会でもイジメは起こりうるものですが、銀行は特にイジメが起こりやすい環境とも言われています。

同じ会社の中に男女が半分ずついるにも関わらず

  • 男性行員は営業
  • 女性行員は事務

と、基本的にフロアが分かれているので、男性を事の発端としたイジメが女性だけのフロアで蔓延するのです。

イジメは女性に限った事ではありませんし、銀行では厳しい上下関係に苦しんでいる人もたくさんいます。

銀行員のイジメの実態と、厳しい上下関係についてお話します。

銀行で一番恐ろしいのは女性のイジメ

銀行内のイジメで一番多いのは「女性行員同士のイジメ」です。

中でも酷いのは、窓口を担当していて、お客さま対応をしている課ではなく「営業事務」や「融資事務」など、お客さまから見えないフロアで事務を担当している女性たちの課です。

お客さまからの目線もないので、毎日、仕事中に陰湿なイジメが繰り返されているのです。

⇒銀行の事務は辛い:頑張っても報われない現実

例えば、若手行員が仕事でミスをしてしまって自分の席で泣いていると、それを良く思わないベテラン女性行員が、本人を目の前にして「泣けば済むとでも思っているのかしら」と嫌みを言ったり、仕事で分からない部分を尋ねても、機嫌の悪い先輩行員から無視される、というのが日常茶飯事なのです。

また、ドラマの中の話のようですが、女子ロッカーや行内の給湯室などで、本人が近くにいることに気がついているにも関わらず「あの髪型なんなの?」と悪口を言ったり、「あの指輪はセンスないよね」などと、身に付けているアクセサリーをけなしたりする人もいます。

こういったイジメは、銀行内では珍しいことではありませんが、結婚していないベテラン女性行員が、早くに結婚した若手女性行員に対してイジメを行っているケースが大多数です。

⇒銀行のパートを辞めたい女性は多い

ペア担

また、銀行の事務制度の一つに「ペア担」制度というものがあり、この制度もイジメのきっかけになるケースも多々あります。

ペア担制度は「営業をしている男性行員一人の事務をペアを組んだ女性行員一人が担当する」という仕組みなので、事務を依頼された時などの男性とのやり取りを見て「媚を売っている」と、難癖をつける女性行員がいるのです。

若手女性行員はもちろん、媚を売っている人ばかりではないのですが、本人に悪気がなくても、ベテラン行員に一度目をつけられてしまったらおしまい、というのが現状です。

銀行員のイジメは男性も人ごとではない

イジメはなにも女性行員に限った事ではありません。

男性行員の場合は、仕事に対する姿勢や、先輩や上司に対しての態度が良くないと、知らず知らずのうちに仲間外れにされるケースがあります。

例えば、銀行員にとって、重要なコミュニケーションの場である飲み会に誘われなくなりますし、それまでは一緒にタバコを吸っていた仲間からも、気が付いたら声がかからなくなります。

そのように段々、疎外感を感じるようになり、仕事でもミスが続くようになると、ペア担の女性行員からも見捨てられてしまうという悪循環に陥ります。

ペア担の女性行員が、運悪く年上だったりすると、お菓子を持ってお詫びに行かないと事務仕事をしてくれなくなる場合もあるのです。

毎日のようにデパートの袋を持ってお詫びに来ていた男性行員の姿を見るのは辛いものがありました。

銀行内の上下関係はゼッタイ!

銀行内における上下関係はとても厳しく、先輩後輩はある意味で服従関係になります。

そして、上下関係が厳しい分、同期の絆が強いのが、銀行における人間関係の特徴だと言えるでしょう。

若手行員は、男女関係無く、朝、自分の先輩よりも早く来て、先輩のデスクを拭き掃除し、パソコンを立ち上げておかなくてはいけません。

もし電車の遅延等で遅くなってしまいそうな時は、同期に連絡して、自分の先輩の分もやってもらうようお願いしなくてはならないほどです。

また、最近では仕事中にコップで飲み物を飲む女性行員も増えており、そのコップを業務後にまとめて洗うのも、暗黙の了解で若手女性行員の仕事になっていました。

更に、仕事を離れた歓送迎会などの飲み会の場でも上下関係は絶対です。

年次の若い行員たちが、食べ物の取り分けや、飲み物の追加注文をしなくてはなりません。

一つのお皿を取り分け「さぁ自分も一口食べよう」と思った瞬間、次の料理が運ばれてくるので、正直なところ、全く食べる余裕はありません。

先輩からは「あなたも取り分けてばかりいないで、食べて」と言われますが、それは口先だけで、代わりに取り分けようとする先輩はいません。

この体育会系の部活のような厳しい上下関係のおかげで、会社の飲み会の帰りは決まって、同期とラーメンを食べに行った思い出がある人も少なくないんじゃないでしょうか。

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