銀行の事務はほんと辛い。苦行です

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銀行で事務を担当している女性行員は、日々、通常では考えられないような緊張感の中で仕事をしています。

しかし、どんなに事務で結果を残せれたとしても、報われるような事は殆どありませんし、「どうしてこんな仕事をしているのだろう。。」と疑問に感じてしまうことも少なくありません。

銀行で事務を担当する行員たちの、辛い現状をお話します。

銀行の事務担当者の仕事は、辛いし切ない

現金や顧客情報を扱う銀行員の仕事は、もちろん「正確・迅速・丁寧」が大原則ですが、事務を担当している女性行員にかかる重圧は半端なものではありません。

行内では、その事務の堅確性を支店ごとに競う「表彰制度」が存在しますが、

「店頭の待ち時間をいかに短縮したか?」
「現金処理の金額相違はなかったか?」
「顧客情報などを漏えいさせていないか?」

など、項目は多岐にわたりますが、どんなに辛い思いをして、その表彰制度で良い成績を残しても、実際に事務を担当している女性行員にはほとんど給与や賞与として還元されることはありません。

全店一位の成績を獲得した支店でさえ、次のボーナスにたったの4000円が上乗せされるだけなのです。

行員への評価は、なにも給与に反映することだけが全てではありませんが、やはり頑張って高い成績を収めたのですから、賞与や給与にも反映してほしいのが本音ですが、現実は数千円の上乗せだけなのです。

⇒銀行の一般職の給料は勤続5年くらいでは全然上がらない

一方で、支店長にとっては、支店の成績が自分の評価に直結しますから、「お客さまの為に堅確な事務を」という建前を使って「ミスを少しでも減らせ!」と働きかけてきます。

廊下には、ミスの発生状況のグラフが掲示されたり、ミスをしてしまった行員は、朝礼の時に、全員の前でミスの発生原因や再発防止策を発表させられます。

頑張ったらその分が自分に還ってくるならまだしも、辛い思いをして頑張っても、それが支店長の手柄になるかと思うと、「一体私は何のために仕事をしているのだろう。。?」と、疑問に感じますし、切なくなります。

この時代に紙媒体で仕事をすることの悲しさ

新入行員が初めて支店に来て、驚くことの一つは、紙ベースで行う仕事の多さです。

パソコンやインターネットがこんなにも普及している世の中なのにも関わらず、お客さまが記入する申込書はもちろん紙ですし、事務手続きの変更についての回覧も紙媒体、そして行員が毎日提出する業務日誌も、もちろん手書きです。

最近は、一人一台、タブレット端末が配布され、行内会議もそのタブレットを使用して行うようになったのですが、タブレットの利用方法についてのマニュアルが、100ページくらいの紙の冊子で配布された時には、呆れて言葉も出ませんでした。

学生でも、課題の提出をメールで行っている時代なのに、いつまでこんな非効率なことを続けるのか、甚だ疑問を感じます。

法律が変わることによる弊害

また、銀行で事務を担当している行員の仕事の中で、最も悲惨な仕事は、法律や消費税が変更になった時に、お客様用資料を全て入れ替える仕事です。

各支店に何万通とストックしてある資料に、古い法律や税制の記載があると、全て新しいものにする必要があるので、かなりの時間と体力を必要とします。

デジタル化されていれば、無駄な時間も省けますし、資源ももったいなくないのに、と思いながらの残業は切ないものです。

更に、銀行は重要な顧客情報を取り扱うので、業務で発生したゴミは全てシュレッダーにかけるのが原則です。

ごく稀に、きちんと保管しておかなくてはいけない申込書などが混入しており、誤ってシュレッダーしてしまう事故が起きると、そこからは地獄です。

シュレッダーされたゴミの中から、紙の破片をピンセットでかき集め、書類を復元させなくてはなりません。

この復元作業は、銀行員であれば誰もが一度は経験することですが「ゴミをあさる為に銀行員になった訳ではないのに。。」と悲しくなります。

全て事務がデジタル化されていれば起きない事象ばかりなので、銀行で事務を担当していると、苛立ちも募るばかりです。

⇒銀行員時代に感じていたストレス

事務だけでなく、営業もさせられる女性行員

最近は一般職の女性行員も、事務だけでなく、営業に近い仕事も行わなくてはなりません。

来店されたお客さまに、投資信託を販売するノルマが課せられたり、ネットバンキングの契約件数のノルマが与えられたりしているのです。

⇒一般職の女性行員にも課せられるノルマ

更には”事務を担当する課”と”営業をする課”を兼務させられる女性行員もいます。

銀行員にとっては「発令」が全てですから、命じられたら断ることは出来ません。

事務をこなしつつ、営業の数字も追わなくてはならなくなってしまう女性行員も多いのです。

「事務を担当したいから一般職を選んで入社したのに、営業もさせられた上に、給料だけは一般職のままだなんて納得できない!!!」と怒り心頭の女性行員は多数います。

これが、銀行の事務担当者の辛く、厳しい現実なのです。

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