銀行を退職するまでの流れを詳しく解説します

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銀行員を辞めて転職したいと思っていても、

「退職の手続きで何が必要になるのか?」
「退職までの順序や流れは?」
「退職日までにどんな準備が必要なのか?」

具体的にイメージを抱くのは難しいでしょう。

ただ、「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるように、お世話になった銀行を退職をするなら、円満に物事を進めたいものです。

銀行を退職するまでの流れを順番に1つずつ詳しく解説します。

銀行を退職する流れを詳しく解説

直属の上司に退職の話をする

退職を決意したら、まず「課長」や「チーム長」など、自身の直属の上司に辞めたい旨を話をします。

朝礼や夕礼の前後に「本日、少しお時間を頂いて、お話したいことがあるのですが少しお時間いただけませんか?」と、声をかけておくと良いでしょう。

銀行員は、賞与や昇格のタイミングで、期初や期末に支店長と一対一の面談も行われますが、そのような面談で直接、支店長にお話をするのではなく、まずは自身の所属している部署の直属の上司に話をすることがポイントになります。

一番最初に支店長に退職したい旨をお話をしてしまうと、直属の上司が「部下の管理をきちんとしていない」と思われてしまうので注意が必要です。

通常、直属の上司は、こちらの退職の話を聞いた上で、約一週間後にまた時間を作ってくださいます。

その時に、自分の退職の決心が固まっている事をきちんとお話すると、その直属の上司から、支店長に話しを通して下さいます。

特に自分から、支店長に話をしに行く必要はありません。

支店長と退職時期などを交渉する

直属の上司から、支店長に退職の話が通ると、すぐに支店長室に呼ばれることになります。

そこでは支店長の他に、人事管理者である副支店長も同席して、最終的な退職の意思確認と共に

「退職の理由」
「退職した後はどういった仕事に就く予定なのか?」

も聞かれます。

仮に「銀行の仕事が辛いから、とりあえず退職して、その後の事はこれから考えよう。。」と思っていたとしても、本音と建前は使い分ける必要があるので、上司を納得させられる転職理由や具体的な転職先を考えておきましょう。

退職したいと伝えても、支店長は「本部など、銀行内の別の部署に異動する方法もある」というお話もして下さいます。

そこで「もう銀行に残る気持ちはない」旨を伝えると、その後は具体的に退職時期を詰めていくことになります。

基本的には支店長からは「なるべく長く働いて欲しい」と言われるケースが多いので、それも想定した上で、希望する退職時期より一カ月ほど早い日を退職希望日として伝えると良いでしょう。

今現在、銀行の退職時期を決めかねている方は、12月末を退職予定日にすると、税金や年金の手続きが一番簡単になることも、覚えておくと役立ちます。

同僚に退職が伝えられる

退職時期が正式に決定すると、同僚にも退職することが発表されます。

支店長からは「正式な退職時期が決まるまで、周囲には何も話すな!」等と口止めされるケースも目立ちますが、同期など、直接退職を伝えたい同僚には、早めに自分の口から伝えておきたいところです。

退職が発表されるのは、退職時期の3ヶ月ほど前になるのが一般的です。

この頃には、自分の業務を引き継ぐことになる後任者も決定しますので、しっかり引き継ぎの準備を始めます。

特に、事務を担当している行員が退職する場合は、自分が抜けた後、残された人たちが業務に困らないように、複雑な業務のマニュアルを作成したり、繁忙になる月末にやることリストを作成しておくと喜ばれます。

正式に退職が決定した後は、自分が担当しているお客さまや、行内の関係部署の方々にも退職の報告をし、きちんと引き継ぎを行っていることや、後任者の存在もお伝えしましょう。

⇒転職にかかる期間と、転職活動を始める時期

退職届を提出する

退職日の1ヶ月前になると、人事部から「退職届」の用紙が届くので、それに必要事項を記入をして支店長に提出します。

また、退職までの1ヶ月間は、退職に関わる手続きを進める必要があるので、忙しくなってきます。

例えば、福利厚生の一つである「財形預金」を契約していた場合には、その解約手続きを行ったり、退職に伴う情報管理の誓約書にもサインが必要です。

保険証を健康保険組合に返却したり、貸与されていたタブレット端末を本部に返却したりするのも、期限があるので、忘れないように注意しましょう。

自分が使用していたロッカーの整理や、私物の持ち帰りも退職日までに計画的に進めておく必要があります。

また、細かいことではありますが、お世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて、お菓子や粗品を用意する場合には、退職直前に慌てずに済むよう、早めに準備しておきましょう。

⇒退職届・退職願の書き方、マナー、疑問について

退職当日

退職当日も通常通り業務を行いますが、この日にミスをしてしまうと、そのあとのフォローを誰かにお願いすることになってしまうので、いつも以上に慎重に業務を進めましょう。

そして、最終的に引き継ぎが完了しているかも確認します。

銀行員の最終日は、支店で働く人全員の前で挨拶をするのが通例になっています。

支店長から、退職にあたっての激励のお言葉を頂いた後に、5分ほどでご挨拶をすることになります。

これまでの感謝の気持ちや、これからの抱負を述べて、銀行員生活を締めくくりましょう。

その後は業務を終え次第、退行し、制服などを着ていた場合には、後日クリーニングしたものを支店に届けます。

以上が銀行を退職する時の全体的な流れになります。参考にして下さい。

⇒銀行を退職して後悔しないのか?

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