銀行を退職したら、少し充電期間をおいてから転職活動を始めようと考えている人も少なくないのでは!?
確かに、苦しい銀行員生活をやっと抜け出せたのですから、一息つきたい気持ちも良く分かりますが、中々就職先が決まらず、後になってから焦って妥協して転職先を決めることだけは避けたいものです。
銀行からの転職活動には、どのくらいの期間がかかり、いつから転職活動をするのが良いのか?考えていきます。
退職をする2,3カ月前から転職活動を始めるのがベスト
銀行を退職するのであれば、転職活動にかかる期間は、おおよそ2,3カ月前から考えておくべきです。
もちろん、組織によって細かい規定は異なりますが、上司に退職の意志を伝え、認められて、正式に退職する時期が決まるのも、大体2,3カ月前なので、退職日が決定したこの頃から転職活動を始めるのが良いタイミングです。
銀行員に限らず、退職というのは引きとめられやすい傾向にありますが、上司に「辞めないでくれ!」「もう少し考えてみたらどうだ?」と言われても「もう転職活動を始めています」と言って、具体的な企業名を出せば、本気度も伝わり、退職を認めてもらいやすくなります。
この時期から転職活動を行っていれば、履歴書を提出したり、土日や平日の夜間に面接に応じてくれる会社に行ったりと、選考を進めることも可能です。
また、退職が決まれば、残りの有給休暇をきちんと消費するように、指示が出る場合もあるので、平日でも面接に応じることも出来るというメリットがあります。
銀行員は「きちんとしている」というイメージも武器に出来まるので、面接の際に「退職後、すぐに働けるように早めに転職活動をしています」と話せば「計画性のある人」という評価もしてもらえます。
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早めの転職活動するのは注意も必要
銀行を退職しようとしても、上司に「考え直せ」と言われ、なかなか退職が認められなかったり、「この企業から内定を貰ったら銀行を退職しよう」と考えている人も、少なくないはずです。
その場合は、退職の2,3カ月前より、もっと早い時期から転職活動をすることになりますが、転職活動の期間は、長ければ長いほど良いというものでもありません。
実際に「いつから働き始められるか?」ということを明確に伝えられなくては、転職活動がスムーズにいかないこともあるので、きちんと退職の目途がついてから転職活動を行うよう注意が必要です。
退職をしてから転職活動を開始するのも1つの方法
銀行員としての仕事と、転職活動の同時進行が難しかったり、転職にあたって資格試験を受験したりする場合は、一旦、銀行を退職してから転職活動を行うのも1つの方法です。
自己都合の退職で、忘れてはならないのが「雇用保険の手続き」です。
自己都合の退職であっても、ハローワークに行き、失業認定を受ければ、雇用保険の受給資格を得ることが出来るので、安心して転職活動に専念できるようになります。
銀行で働いていたという経験は、それだけでプラス評価されますし、焦る必要は全くありません。
銀行を退職した後であれば、平日の時間も自由に使えるようになるので、面接がスムーズに進めば、1カ月もかからずに、転職活動を終えることも可能です。
ただ、退職した後に休み過ぎてしまうと、転職活動を始めるにも腰が重くなってしまいますし、「この期間、一体何をしていたのだろう?」と、面接官からもあまり良い印象を持ってもらえず、良い求人を逃がしてしまう恐れもあるので、あまり期間を空けるのも気を付けたいものです。