みずほ銀行を辞めたい人へ|みずほ銀行を5年で辞めた私が伝えたいこと

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私はみずほ銀行に入行して、ある程度の仕事を覚え、数年経った頃からこの会社を辞めたいと思うようになりました。

この記事では、私がみずほ銀行を辞めたいと思ったいくつかの理由や、実際に退職するまでの経緯についてお話しします。

もしも、同じように悩む女性行員がいらっしゃるのなら、

「私がみずほに新卒から就職してどのように感じていたのか?」

「どういう理由から退職を考えるようになったのか?」

についてぜひ目を通して頂けると嬉しいです。

ライタープロフィール

みずほ銀行に新卒で入社。在籍5年

20代後半女性。現在は専業主婦

みずほ銀行を辞めたいと思った5つの理由

① 「お客さま第一」と謳いながら度重なるシステム障害

みずほ銀行は、統合や東日本大地震などのタイミングで、何度もシステム障害を起こしてきました。

「お客さま第一」を謳っておきながら、幾度となくお客さまに多大なご迷惑をかけてきたのです。

お客さまに迷惑をかけてはいけないのは当然のことですが、そういったトラブルは働いている行員にとっても迷惑極まりない事態です。

特に東日本大地震の時には、地震の影響が広がる中でのトラブルだったので、自分たち自身も不安な気持ちのまま、お客さまへの謝罪に追われました。

残業も続き、今後同じことを発生させてしまったら、みずほは終わりかもしれない…と感じたのは私だけではないと思います。

② 意味のない夕礼

朝礼は多くの会社で行われていると思いますが、みずほでは『夕礼』までありました。

業務が終わっていても、夕礼まで待っていなくてはいけません。

特に連絡事項がなくても行われる夕礼は、本当に時間の無駄。

でも「昔からやっているから」という理由で、夕礼は続けられていました。

1日5分でも、1週間だと25分、1カ月だと100分もの時間を無駄にしていることになり、「そんな無駄さえカットできない体質は何なのだろう」と疑問で仕方ありませんでした。

③ 飲み会の席でのセクハラの横行

行内では、セクハラの噂が絶えません。

上司が飲み会の席で部下の手を握ったり、太ももに手を置いてきたり…嫌な思いをした女性行員が沢山います。

もちろん人事部に通報されるとその上司は左遷させられますが、女性の傷が癒えるわけではありません。

昔からセクハラまがいのことが頻繁に行われていたから、「このくらいは許されるだろう」と思っている男性行員が多いのだと思います。

④ だらだらと続く月1回の全員出席の会議

月に1回行われる全員出席の会議が、もう本当に無駄でした。

前月の実績や今月の目標を各課が発表していくのですが、その内容は全て配布された資料に記載されています。

読めば5分で分かることなのに、わざわざ1時間かけて会議を行う意味が分かりませんでした。

きっとこれも「昔からやっているから」やめられないのでしょう。

私は、そんな非効率なことには付き合っていられないと思いました。

⑤ タブレットやAIなどの導入による銀行員の必要性への疑問

近年、メガバンクではタブレットやペッパーくんなどが続々と導入されています。

これらによって、「銀行員の仕事は、人間でなくてもできるようになるんだ」ということを感じるようになりました。

実際、新入行員の採用はかなり絞ってきていますし、ロビーではペッパーくんがお客さまの対応を行なっています。

「このままずるずるとみずほ銀行にしがみ付いていてはいけない」と痛感しました。

 

⇒「わたしって銀行員に向いてない?」と思う瞬間。向いてる人の性格や特徴を考えてみた

みずほ銀行で働いて良かった点

唯一、みずほ銀行に就職して良かったと思えるのは、良い先輩や同期に恵まれたことです。

女性ばかりの課なので、正直入行前までは、ドロドロした人間関係や陰湿なイジメがあることもある程度は覚悟していました。

しかし、入行してみるとイメージとは全く違っていて、尊敬できる先輩や心の支えになる同期ばかりで、人間関係は本当に良好でした。

同じ失敗を繰り返したり、要領よく仕事のできない私に対して、先輩が根気強く指導をして下さったり、10以上も年が離れているのに私のことをとても可愛がってくれて、元気がない時は励ましてくれる上司もいました。

同期は、毎日「仕事に行きたくない」と思っていた私にとって心の支えで、ちょっと愚痴をこぼしたり、仕事で分からないところをお互いに教え合ったりしていました。

仕事終わりにはよく「同期会」を開催して、飲みにも行っていました。

もちろん、私が所属していた課ではないところで、ドロドロした人間関係が垣間見えたり、お局さん的な嫌味を言う女性がいたり、ということはありましたが、私自身は本当に人に恵まれていました。

こんなに良い人たちに囲まれていなければ、もっと早く仕事を辞めていたと思います。

私が感じたみずほ銀行の問題点

実際に働く中で感じたみずほの最大の問題点は、

『昔からの悪習がそのまま残っている・変えられない』

ことです。

銀行という業種だからか、何かを変えることのリスクを恐れて、「そのままにしておけば無難」だという考えが主流になっているのだと思います。

だからこそ、非効率なことがそのまま残っていたり、セクハラへの危機感も薄いのかもしれません。

変化を恐れていては、銀行自体が良い方向に進んでいくこともできないのでは…と思ってしまいます。

みずほ銀行を辞めるに至った退職までの経緯

みずほ銀行を辞めると決意したのには、決定的な大きな理由がある訳ではありません。

上記で述べたように日々の仕事の中で、「辞めたい」と思うことが数え切れないほどありました。

「まずは3年」「次は5年」「じゃあ、次のボーナスまで頑張ろう」とダラダラ続けていましたが、小さなことの積み重ねで「こんなに嫌な気持ちでいっぱいになりながら働くくらいなら辞めよう」と決めました。

直属の上司に退職したい旨を話しましたが、引き止められる一方で、なかなか話が進まず、結局辞めるまでに約半年かかってしまいました。

最終的には、「〇〇という会社で、××の仕事をしたい」と具体的かつ嘘の理由を伝えて、諦めてもらいました。

あなたがもし本気で辞めたいのであれば、ただ「辞めたい」ではなく、「これをしたいから辞めます」と、具体的で前向きな理由を作っておくと良いと思います。

みずほ銀行を辞めた今、感じること

私はみずほ銀行を退職後、就職活動をしている時に結婚が決まり、専業主婦になりました。

周囲からは「みずほ銀行を辞めるなんてもったいない」と言われましたが、私は全く後悔していません。

毎日「辞めたい」と思いながら会社に通うことほど、苦痛なことはありませんでした。

みずほ銀行を辞めるかどうか迷っている人は、周りから「考え直したら」と言われると思います。

そういった有難い意見に耳を傾けることも大切だと思います。

確かに仕事は大変でも、続けていれば良い事があるかもしれません。

それでも、実際にみずほを辞めた私のお話しが参考になれば幸いです。

 

⇒銀行を退職して後悔しない?

⇒メガバンクからの転職を成功させるポイントは?

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